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用途に応じて使い分けられる包装袋

現在市場に出回っている袋状の包装形態には多くの種類があります。

お茶やコーヒなどの包装でお馴染みのアルミ箔積層フィルムのガゼット袋はじめ、スティック包装、二方・三方・四方シール、スタンディングパウチと呼ばれるものなどが代表的なものでしょう。

最初のガゼット袋とは店頭で自立状態で陳列されているもので、底などに厚みを持たせるため折り込み部分をつけた形状の袋で、このために自立を可能とし、これにアルミ蒸着を施すことで大気中の酸素、湿気、光などから保護し食材の酸化や吸湿防止を達成しています。

さらに窒素ガスなどのガス置換法や脱酸素剤封入用の包装にも使用できる多彩ぶりを発揮している包装袋形態です。

スティック包装は、喫茶店などで一人前の砂糖用でお馴染みのもの。これも実際にはフィルムを短冊形式にして底のみ作っておき食材投入後、最終的にあのような形状にまとめているものです。

また二方・三方・四方シールは、シールする個所数で分けているもので、二方シールがチューブ状にした袋に食材を収め底と上部となる二か所をシールするもの、三方シールは、ロール状のフィルム材を半分で折り畳み縦・横シール後食品を充填後、最後に開放部をシールして終わりとするもの、四方シールは上部・下部・両サイドの4か所をシールして食材を包装しています。

最後のスタンディングパウチは底部と両側面の3部分をシールして内容物を入れることで底部が広がり自立型となるもので最近よく見かける包装形態です。

このように各種形態の包装袋を内容物により上手に使い分けている、というまさに食品包装になくてはならない存在となっているといえるのではないでしょうか。