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アクティブバリアボトルなど

湯殺菌やレトルト殺菌対応のトレイやパウチの開発が進められています。小さい角形カップは、ダイエット食品のトッピング用フルーツシロップ容器として使用されたことがあります。この製品は85℃-5分の湯殺菌が行われていました。レトルト食品は、一般に酸素の影響を非常に受けやすいため、レトルトパウチのほとんどはアルミ箔タイプのものが使用されています。特にフレーバーが微妙なおかゆ製品には、アクティブバリアパウチが使用されています。この種のレトルト用スタンディングパウチの製品として、白かゆや貝柱かゆなどがあります。他の酸素吸収フィルムを使ったレトルトパウチの製品としては、ホテルブランドのカレー、 シチュー、スープなどの各種レトルト食品があります。また、還元鉄系アクティブバリア容器には、 レトルトカップも開発されコンビニでホット販売されているカップスープ用の容器として当初採用されていましたが、その後、 ホットコーヒーの容器としても使用されているようです。高温になるほど酸化の反応速度が速くなるので、ホット販売される製品では、アクティブバリア機能は非常に有効であることがわかります。その他酸素吸収性キャップを適用する試みも、かなり以前から行われていました。最近では、ガスバリア性PETボトルに充填されたビールに酸素吸収性キャップを併用する例が多くなってきています。また、ポリエチレンナフタレート(PEN)のリターナブルビールボトルのキャップにも適用されています。酸素吸収剤としてはアスコルビン酸や亜硫酸ソーダが使用されています。また、広口びん用の製品では鉄系の酸素吸収キャップもあります。国内製罐メーカーが開発したポリエチレン・スチレン系樹脂・触媒系アクティブバリアボトルは、低カロリーマヨネーズの容器に使用されています。