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静電気トラブルの対策について

静電気の対策としては、さまざまな静電気除去の方法があります。生起した正電荷に逆電荷を与えて中和する方法は、静電除去器として、利用されています。自己放電式と電圧印加式があります。自己放電式の方は、フィルムの作り出す電界の中に非常に細かい針状、または繊維状の電極を置いて、その先端に非常に強い電界を誘起させて、正負イオンを発生させることによって、フィルム上の電荷を中和するものとなります。また、電圧印加式は、針状の電極に電圧をかけて、強制的に強い電界を発生させて、正負イオンを作って、フィルム上の電荷を中和するものとなります。生起した電荷を逃す方法は、フィルム中に帯電防止剤を練り込むというもの、導電性の良い物質をコートして、フィルムの導電性を上げて、摩擦によりフィルム上に発生した電荷を漏出させるものがあります。